Alteryx Serverにパッチを適用する – Alteryx Serverアドベントカレンダー2022
こんにちは、スズです。
本記事はAlteryx Serverアドベントカレンダーの19日目の記事です。
Alteryxは2022.1や2022.3のようなメジャーリリースのほかに、パッチアップデートというものがあります。パッチには新機能は含まれませんが不具合修正が含まれています。19日目はAlteryx Serverのパッチアップデートについてご紹介します。
利用環境
本記事の執筆に使用しているAlteryx Serverの環境は以下の通りです。
- Windows Server 2022 (Amazon EC2)
- Alteryx Server 2022.1
- セットアップタイプ:Complete Alteryx Server
- データベースタイプ:MongoDB
- 認証タイプ:Built-in
パッチのダウンロード
パッチがリリースされている場合はライセンスポータルからダウンロードできます。
ライセンスポータルにログインし、Homeの[Downloads] & [Licenses]ページから[Product Downloads] > [Alteryx Server]をクリックします。
現在利用しているバージョンと同じバージョンをクリックします。アップグレードではありませんので、違うバージョンのパッチをダウンロードしないようご注意ください。今回は2022.1を使用していますので[Alteryx Server (2022.1)]をクリックします。
パッチがリリースされている場合は、この画面に「Alteryx Server Patch」が表示されます。右端にあるexeファイルをクリックしてダウンロードします。
パッチを適用する
パッチの適用方法は以下のヘルプに記載されています。こちらの手順を確認してパッチを適用していきます。
Alteryx Serverにパッチを適用する前の準備として、WindowsのタスクマネージャーでAlteryx関連の実行ファイルを停止します。対象のexeファイルとして AlteryxEngineCmd.exeとAlteryxConfiguration.exeが挙げられています。今回は、タスクマネージャーの詳細を確認したところ、対象のファイルが存在しない状態でしたのでこのまま先に進みます。
ライセンスポータルからダウンロードしたパッチをダブルクリックで起動します。[Next]で先に進むとパッチのインストールが始まります。
以下の画面が表示されたら[Finish]をクリックして終了します。これだけでパッチの適用は完了です。
バージョンの確認
Alteryx Serverのバージョンは、Alteryx Serverにサインインしたのち、[マイプロファイル]の[バージョン]にて確認できます。
以下の画像はパッチの適用前に確認したバージョンです。Serverのバージョンは2022.1.1.40869となっています。
パッチを適用した後は、Serverのバージョンが2022.1.1.42590となっています。下5桁の数字が上がっており、パッチが適用されていることを確認できます。
最後に
Alteryx Serverアドベントカレンダー19日目、パッチの適用についてお届けしました。
パッチの適用は、Alteryx Serverのアップグレードに比べて簡単に対応できます。パッチには不具合修正が含まれていますので、必要に応じてパッチの適用をご検討ください。